脳内色色

自分の中の脳内整理。主にツイッターから発症。

最近買ったイヤホンが最高に良かった話。

おはようございます。

前回、個人的主観に基づいたお勧めイヤホンを紹介しましたが、新たに面子が増えたのでご紹介します。


それがこちら。

final E2000 FI-E2DAL

final E2000 FI-E2DAL


finalのE2000。
3.5端子の有線イヤホンです。

まず、finalというメーカーは前回にも高級イヤホンとしてご紹介したかと思います。
元々の名前は"final audio design"。
日本のメーカーです。
1975年創業、2007年に世界シェア第2位の会社と始まったのが"final audio design"。
2015年に独立して、"final"という名前になったイヤホンメーカーです。


finalの特徴、というか出ている製品の平均価格を見たら一発で解るのですが、比較的お値段が高い。
高級志向のイヤホンメーカーという印象が強いです。
陳列も、普通に並べてるだけでなく、きちんと"final"という木目調の展示があったほどです(家電量販店時代の記憶)。
ただ、それ故に出ている製品数は少なめで、オーディ◯テクニカとかビク◯ーに比べるとバリエーションはない。

基本的な強みは高級志向、好きな人は金を出すであろう音の繊細さと解像度の高さ、バランスの良さです。
逆に言うと「好きじゃないと手が出し難い」メーカーでもあります。

ただ、今回その高級志向の"final"から5000円以下のモデルが出て評判が良かったので購入しました。

何で購入したか?低コスパイヤホンを求めて中国の新進気鋭イヤホンメーカー"Xiaomi(シャオミ)の1300円程度の製品を買ったのがきっかけです。
別にXiaomiは悪くない。普段イヤホンにこだわらないならこの価格帯のイヤホンで全く問題ない。
普段から10000円オーバーとか聞いてると耳が肥えるのか音に慣れるのか、私には合いませんでした。
今回は試聴なしでネットでポチった為、期待してたのも不味かったような気がします。
そこでネットで高評価イヤホンを漁った所、出てきたのが今回の"final E2000"です。

何度も前述したようにfinalは高級志向だと思ってます。
何せ最高価格22万を取り扱うメーカーです。イヤホンに22万ってどんな世界だよと思いますが、どんな世界にも好事家はいるのです。因みにfinalの得意分野はクラシックだったり。
クラシックはその性質上、空間の広がりによる音の響きが必須になるので、閉塞的かつ耳元で鳴らすイヤホンには最も向いてないジャンルです。そこに挑戦出来る時点で凄い。

さて、ではこのE2000の値段が幾らなのかは冒頭リンクを見てもらえば解りますが、5000円以下。
finalで5000円以下のモデルはほとんどありません。
そもそもfinalというメーカーに辿り着くのがイヤホン好きな気がするので、そういう「ちょっと音楽やイヤホンに凝りたい人」へのエントリーモデルかなと思いました。
私だって家電量販店で元彼とイヤホン巡りしてなかったら、そして元彼が購入してなければ出会ってないメーカーな気がします。

気になる音質ですが、流石final。
兎に角音が細かい。繊細。そしてボーカルとミュージックのバランスの良さ。どれを取ってもfinalらしさが溢れてます。
まあ、高級メーカーに慣れてると逆に特徴が掴み難いほどバランスが良いです。
(音が細かい、と言うのはそのミュージックに含まれる音をどれだけ鳴らせるか、ということです。ボーカロイドとかだと凄く微妙な音が入ってたりするのですが、それをどれだけ鳴らせるか、聞かせられるか。そこを音が細かいと表現してます)

2000円以下のイヤホンと聴き比べしたら一発で違いが解ります。解るとアドレナリンみたいなものが出ます。
大味に鳴らすイヤホンと繊細に鳴らすイヤホン、音楽の満足度は後者かなと思います。
ただ、あくまで好みがあるので難しい所ではあります。私の友人のBOSE愛好家は私の愛用イヤホン達を「音がシャリシャリしててずっと聴いてると頭が痛くなる」と評価してました。

大きさはかなり小ぶり。女の子でも落ちることないサイズです。
前回評価したZERO AUDIOのカルボテノーレと変わらない大きさです。

前回コスパ最強としてはカルボテノーレを推しました。
音質と価格帯が似てるので、比較対象はカルボテノーレとします。
(※あくまで個人的感想です)


・音質
カルボテノーレ<E2000
音の鳴らし方はほぼ同じ系統。
細かく鳴らす、という点においてどちらが上なのかを決定しろと言われた場合E2000に軍配が上がる。
似てるけど微妙に違う、程度。

・サイズ
カルボテノーレ=E2000
見た目がほとんど似てる為並べて置くと見分けが付かない。
強いて言うならE2000の方が大きい。

・価格
カルボテノーレ>E2000
お値段はカルボテノーレの方が安い。安価と言えど3000円以上をイヤホン出すことにはなる。
大差はないのでここはお好みかもしれない。



そんな訳でお勧めイヤホンが増えたのですが、個人的悩みは"カルボテノーレとE2000が大差なかった"ということ。
大抵イヤホンが届いた際は、手持ちのイヤホン総動員して音を聴くのですが、それでもカルボテノーレとの違いが1番解り難いという感じでした。

この2つを比べるなら本当に試聴比べしないとならないとは思うのだけど、finalもZERO AUDIOも試聴機器が出てるのか不安でしかない。
大型家電量販店でも品揃えの良い店舗に行く方が良いと思います(過去、地元の大型家電量販店代表に行ったらZERO AUDIOの取り扱いがなかった)。

良いイヤホンは試聴から。